プロとして鍼灸治療をするためには鍼灸師の資格を取得する必要がありますが、しっかり基礎から学ぶために数年間学校へ通うことになります。国家資格のきゅう師とはり師の取得は必須条件であり、4年制もしくは3年制の養成学校で学び、卒業をしていることも受験資格です。学校で学び無事に資格も取得したら、就職をしたり開業をして鍼灸治療を行うことができます。不調を感じるツボや患部を見つけ出して、灸や鍼を駆使して適度な刺激を与えていく医療技術職であり、どちらかというと病気の予防にも焦点が当たっている方法です。もちろん不調を改善へ導くための、疾患などの治癒のためにも使われている手段でもあります。健康状態が乱れると、直ぐに西洋医学の医薬品に頼りたくなりますが、東洋医学は本来その人の持つ免疫力や、自然治癒力を向上させるやり方であり、鍼灸治療には西洋の医薬品にある副作用もありません。スポーツの世界で活躍をするトップアスリートや、まだ幼い赤ちゃんに妊婦さんにも、高齢者まで幅広く需要のある方法です。